もしあなたが健康とは何か?と
尋ねられたら何と答えますか?
痛いところが無い
病気やケガが無い
心と身体が元気
身体が思い通りに動く
エネルギーが溢れている
ちゃんと眠れて目覚めがいい
などなど
答えは人によって様々ですが
ほとんどの場合、私たちは
健康とは正常な状態で
逆に不健康とは異常な状態
というように何となく区別しています。
ご存知かもしれませんが
この区別は医学的な視点に基づいています。
どういうことかと言うと医学的には
健康な人を100人集めて検査した時に
95%の人が属する範囲を「正常」と決めています。
つまり、誰にでも当てはまる正常値が
元々存在していて、その基準を元に
この人は正常とか、この人は異常と
判断しているわけではありません。
健康診断で評価される血圧等の数値も
95%の人と同じような状態なら
ひとまず健康とするみたいな感じです。

つまり、もしあなたが健康診断で
精密検査を受けるよう言われても
それはあなたの周りの多くの人は
このような数値ではありませんよ
と言われているに過ぎません。
その数値から外れた5%の人は
実際には健康と呼べるような状態でも
医学的には不健康だと判断される可能性があります。
太り過ぎ、痩せ過ぎ、血圧が高過ぎ等
医学の視点から様々なレッテル貼りが
行われていますが、その根拠自体は
割とフワフワしたものだったりします。
なので、医学的な正常や異常を
ただ妄信するのではなく
それらを参考にしつつも
自身の健康状態を体感できるように
身体の声に耳を澄ませておくことが
大切だと私は考えています。
この時の身体の声とは
神経系による通知みたいなものです。
Lineの通知みたいなものを
体内の感覚器は常に脳に送っています。
この通知が聞こえにくかったり
そもそも気にも留めていなかったりして
身体が発する微妙な兆候などを
見落としてしまうと
思わぬ怪我や病気で苦しむことも
あるかもしれません。
何よりも大切な自分の健康ですから
人任せにばかりせず
普段から積極的に身体の声に
耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
